近畿大学の総合型選抜
産近甲龍の中でも以前は総合型選抜の枠が限られていた近畿大学ですが、近年ではその枠も拡大傾向にあります。さらには併願可能な入試方式もありますので、総合型選抜を考えている受験生は近畿大学の受験も視野に!
■近畿大学について
近畿大学は、近年その評価を上げている大学です。関西地区の私立大学は、その偏差値ランクから、関関同立、産近甲龍というくくりがあります。ですが最近では、産近甲龍の中では群を抜き、関西大学との幅も以前より縮小しています。何より学問の改革に積極的であり、学生起業や留学なども充実した内容になっています。オープンキャンパスに参加した生徒も、近畿大学にはいい印象を持つ場合が多く、若く、色々なことに挑戦する雰囲気がある大学だと言えます。
キャンパス
〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3丁目4−1
■近畿大学の総合型選抜について
かつて、近畿大学は総合型選抜の情報を積極的には公開しておらず、受験倍率さえ分からない学部学科があるほどでした。しかし近年では、そうした情報開示も進み、受験倍率や過去問題などもすべてではないですが入手しやすくなったといえます。総合型選抜で受験できる学部学科も拡大しており、さらには併願可能なところも多いため、総合型選抜での受験を考えている受験生にとっては、視野に入れるべき大学の1つであるといえます。
ただやはり、他の大学と比較するとまだまだ情報開示が十分とは言えぬ側面も存在し、近畿大学の総合型選抜は情報戦という側面も残っています。しかし大学の特徴、学部の意義などを考慮しさえすれば、受験生はその攻略法が見えてきます。
■近畿大学 国際学部の総合型選抜
近畿大学の中でも以前から総合型選抜を行っていたのがこの国際学部です。国際学部は近畿大学に限らず他の大学でも、一般入試で量られる力ではなく、他の要素を重視する傾向があり、一般入試で合格してくる学生より、こうした総合型選抜で入学してくる学生の方が成績が良い傾向があることも事実です。
この近畿大学国際学部の総合型選抜ですが、まず出願条件でとしてはいくつかパターンがあります。その中でも最も出願しやすいのが、英語資格を使うものではないでしょうか。英検は2級以上ですが、TEAPは200点以上となっています。このTEAP200点以上というのは、英検2級に比べれば簡単なレベルかと思います。また禁煙新設された東アジア専攻・韓国語コースという入試方式では、英検ではなくハングル語検定といったものも活用できます。
実際の試験ですが、一次試験が書類選考になり、二次試験が小論文と面接です。二次試験の小論文は、英語と日本語それぞれがあります。どちらもボリュームは少なく、近畿大学の一般入試のレベルからいえば、内容はそれほど難しくはありません。日本語小論文は受験する学科に関するニュースや基礎的なことを抑えましょう。英語に関しては、英検やTEAPの英作文を練習していれば、近畿大学の対策になります。この試験内容は総合型選抜でよくあるパターンといえますが、近畿大学の場合は先述の通り、一般試験に比べ総合型選抜の試験内容は簡単である印象を受けます。この場合、やはり重視されるのは事前提出書類です。特に近畿大学は、みなさんご存知の通り攻めの姿勢を貫いている大学です。その大学の総合型選抜ですから、ありきたりなことではなく、理論だっていることはもちろん、独自色の強いものを作り上げると良いでしょう。
■近畿大学 経済学部の総合型選抜
国際学部などの比べれば、近年新たに新設されたという印象が強いのが経済学部の総合型選抜です。その特徴は出願資格にも表れており、大まかにいえば英語の資格を有しているか、もしくはビジネスコンテストやエッセイコンテストなどでの受賞歴が出願資格となっています。出願資格を得ることだけでなく、合格することを目指すのであれば、受験生は英語の資格を取得するとともに、ビジネスプランなど各種コンテストの出場を目指すとよいでしょう。
そして小論文に関してですが、これは一般的な経済学部でよく出題される小論文といえるでしょう。意見論述にとどまらずグラフや図表などの読み取りが課せられることや、さらにそこで取り扱われているものが歳入や歳出、およびSDGsなどに関することなど、比較的オーソドックスなものとなっています。このことから、小論文では大学入学後の学習になんなくついていけるだけの基礎力を有しているかどうかを見極める意図が見えてきます。
■近畿大学 総合社会学部の総合型選抜
近畿大学総合社会学部の総合型選抜は、環境・まちづくり系専攻のみが募集の対象となっています。出願資格として設けられているのは、評定や英語資格などではなく、専攻の学びに即したまちづくりなどの活動経験となっています。こうした出願資格を設けている大学や学部は珍しくないのですが、受験生や保護者にとっては、どの程度の経験が合格するにふさわしいのかということでしょう。
まず結論からいえば、近畿大学という知名度ある大学であるということ、さらには入試倍率がかなり高いことなどから考えますと、相当の活動が求められるということになります。たとえば他の大学の同じようなまちづくり系学部を受験した生徒の場合、その地で栽培される農産品の廃棄分を利用して、新たな製品づくりを行いました。この作成に当たっては、大学や地域などとの連携もあり、さらには地方紙にも紹介されるなどしました。決して活動の大小だけで合否が決まるわけではありませんが、大きな判断材料になることは間違いありません。受験生はまずこのことを念頭に置き、時間があればそうした活動実績を積み上げていくことを心がけましょう。
そして試験では小論文が課せられます。これは他の大学と比較してもやや難しいものだといえます。とある年度の問題は、「ポスト近代」について論じなければならないものであり、決して小論文の書き方だけを身につけていればよいわけではなく、やはり社会学に対する基礎的な理解の有無が求められます。
■近畿大学 文芸学部の総合型選抜
近畿大学文芸学部では、学科ごとに出願資格や試験問題が異なっており、受験生はその学科に合わせることが求められます。そして何より筆記試験の問題が難しいという点が文芸学部の特徴であり、たとえば文学科の日本文学専攻においては、本を10冊取り上げることなどが求められたこともあります。そして文化・歴史学科においては英文を読みそれに関して日本語で答えるといった内容の小論文が課せられました。
そもそも近畿大学はかつて、総合型選抜には積極的とはいえぬ大学でした。それはやはり基礎学力の有無を重視したいという意志の表れであり、それが総合型選別の問題にも現れていると捉えることができるでしょう。もちろんそれは面接においても同じであり、よく聞かれる志望理由や高校で努力したことといった定番の質問以外にも、知識を問うような質問がなされることも珍しくはありません。したがって文芸学部は、そもそも出願資格のハードルが高いことも挙げられますが、出願後もそうした筆記試験の対策においても、中長期的な対策を施す必要があるといえるのです。
■近畿大学の総合型選抜(まとめ)
近畿大学の総合型選抜は、概ねどの学部・学科においても筆記試験が課せられており、国際学部であれば英語と日本語の小論文、工学部は数学の確認テストなどとなります。その難易度ですが、一般入試や公募制推薦などと比較すればそれほど難しいものではなく、これはあくまで基礎的な学力を有しているかを見るためのものだと考えられます。よって、ある程度の学力があれば高得点が叩き出せるようなものとなっています。
しかしながら文芸学部をはじめとした一部の学部学科では、その学問分野への興味関心、および基礎知識の有無があるか否かを問うような問題が出されるケースも見受けられます。これは一般入試に向けた学習の延長で溶けるようなものではないため、まさに総合型選抜の問題だなと思わせるようなものとなっています。こうした問題である場合は、基礎知識というよりも学部学科との適性を重視していると捉えることができます。
また近畿大学の総合型選抜においては、出願資格として評定がないケースがあります。しかしながらこれは全く関係ないというわけではなく、たとえば低い評定を超える何かがあればよいものの、ぎりぎり出願資格を超える程度であれば、評定が合格に悪影響を及ぼすケースがあることを付け加えておきます。
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