総合型選抜のデメリット 後悔前に知っておくべき6つの注意点
総合型選抜はアドミッションポリシーとの一致を重要視され、人物評価重視や学力試験に頼らない入試として注目されています。しかし、メリットばかりが強調されがちで、デメリットについて十分に理解されていないケースも少なくありません。
実際には、想像以上に準備が大変であることや評価基準が見えにくいということ、さらに不合格時のリスクなどの注意点があります。ここでは、総合型選抜の代表的なデメリットを整理し、さらにその対策まで解説します。
■総合型選抜のデメリット①:評価基準が分かりにくい(不透明な合格ライン)
総合型選抜は一般入試のような数値で判断できる定量的評価ではなく、評定、活動、志望理由や小論文など、多様な材料をもとにする総合判断です。そのため、評価基準が曖昧で合格ラインが不透明、そしてなぜ落ちたのか分からないなどの声が聞かれます。評価基準が分からないということは、たしかに1つのデメリットではあるでしょう。しかしながら、総合型選抜とはどういう入試であるかを確認すればこの入試に対する理解が深まり、対策法も必ず見えてくるのです。
評価基準が分かりにくい不安
高校生の多くは小学校から中学校、そして現在の高校においても学力の育成中心の学校生活を送ってきたことでしょう。学力の測定は筆記試験で行われ、その結果は数字として表れます。もしその点数を伸ばしたいなら、何に力を入れて取り組めばよいかもハッキリ分かります。
しかし総合型選抜はそうではありません。志望理由書や小論文面接などを中心に行われはするものの、それらの評価基準はあまり知られてはおりません。さらに評定や資格、活動実績なども評価に加えられ、何をどう対策すればよいかが見えにくくなります。
➡対策
総合型選抜にはたしかな基準が存在し、そのことが明記されているのが入試要項です。たしかに総合型選抜は、何をどう対策して良いかが見えにくい入試です。それはそもそも入試制度が分かりにくく、大学や学部ごとに異なる独自の基準で試験が行われていることも分かりにくさに拍車をかけています。しかしながら入試要項にはそれらのことが示されています。複数の大学の入試要項に目を通すことで、同じようなことが書かれていたり、違いがあったりすることに気づくでしょう。同じようなことこそが総合型選抜の基本であり、それはどの大学を受験するにも必要なことなのです。さらに違いがみられる点については、それこそが大学独自のポイントであり、重視していることなのかもしれません。
■総合型選抜のデメリット②: 準備期間が非常に長い
総合型選抜は出願時には様々な書類を作成し、課題に取り組まなければならないケースも存在します。また試験になると、小論文や面接の対策はもちろん、時にはプレゼンテーションの準備も必要になります。そして何より、英検などの資格やボランティアなどの活動にも取り組み、評定のことまで考えれば、長い準備期間が必要となるデメリットが挙げられます。よって総合型選抜を受験するなら、高校2年生後半から資格取得や活動実績を積み上げるなど、何らかの準備を始めることが理想です。
準備期間が長く案外大変な入試
総合型選抜で評価の対象となるものは、資格や活動、それに志望理由書や小論文など多岐に渡るため、それらの準備期間は長くなります。さらに総合型選抜は、前述の各大学・学部によって評価軸や試験内容が異なるため、それらを調べることにも時間がかかります。それらの対策に注力しようとも、学校の勉強をおろそかにすれば総合型選抜の評価項目の1つである評定に影響してしまいます。
➡対策
総合型選抜の対策は早めに始めるに越したことはありません。評定平均値の向上や英検など資格の取得は、直前になってからでは無理なものもあります。さらには大学調べや出願書類の作成にもかなりの時間を要します。ただ、こうした時間がない中で取り組まなければならない状況は、多くの受験生の共通しています。よって早目に取り掛かり始めることが総合型選抜では優位性に繋がりやすく、それが合格率を高めることになるのです。
そうした対策のために、二重まる学習塾では総合型選抜における評定の取り扱いや、全国の大学の総合型選抜一発検索などを用意しております。これらをご活用ください。
■総合型選抜のデメリット③:自分の「意志」を固めなければならない
一般入試は偏差値という物差しで大学を選ぶことができますが、総合型選抜ではなぜその大学で、その学問を学びたいのかという自分の意志が合否の核となります。多くの高校生にとって、自分の将来や適性を深く見つめ直し、言語化することは決して簡単な作業ではありません。そうした意志を固めなければならないというデメリットには、大学や学問に実際に触れることや、活動などに取り組み多くを感じる体験が効果的です。
自分の意思を固めなければならない入試
将来何をしたいのか。こう聞かれて即答できる高校生はなかなかいません。しかし総合型選抜では、大学入学後の目標などが曖昧なままでは書類に熱がこもらず、面接で見透かされてしまうことになってしまいます。
➡対策
大学で学ぶ学問の選択や将来の目標は、考えて出てくるものではありません。そうしたものは通常、知っているものの中からの選択になり、知らないものの中から選び出し、それに愛着を持つことなどあり得ません。よって大学で学ぶことや将来のビジョンに関しては、小論文に取り組むなど学問に触れること、さらにオープンキャンパスの機会を生かして大学に足を運ぶなどし、学問知を増やすことから始めるのです。さらにボランティアなどの社会活動からは、大学での学びをどう社会に生かせるかを知る機会になるかもしれません。そうした経験を積み上げていくことで、自己分析によって導き出せるものが深いものになり、やがて頭や心の中にある断片的な思いが多くの人を納得させられる志望理由や将来のビジョンになっていくのです。
■総合型選抜のデメリット④:文章力や表現力が不可欠になる
志望理由書や小論文など、総合型選抜は書く作業の連続です。どれほど素晴らしい熱意や活動実績があっても、それを読み手に伝わるように、しかも論理的な文章に落とし込めなければ、評価の対象からは外れます。普段、SNSなどの短い言葉に慣れている現代の高校生にとって、数千文字の論理構成を組み立てる文章表現力は、大きな壁として立ちはだかります。しかしそうした文章力や表現力は案外早く身につきます。よって、まずは正しい書き方を知ることから始め、その知識を発揮できるよう練習することが重要なのです。
文章力や表現力が不可欠な入試
総合型選抜では事前に提出する書類として、志望理由書や自己推薦書、そして時には課題レポートも課せられます。それらをすべて合わせれば、1つの大学で3000文字にも及ぶ書類を作成することも珍しくはなく、多い大学では10,000文字を超えるケースも存在します。文章が苦手だ、どう書けばよいか分からない。そう口にする生徒は決して少なくはないのです。
➡対策
文章力や表現力は、練習量に比例して向上します。ただし、がむしゃらに書くのではなく「正しい型」を学ぶことが先決です。まずは1文あたりの文字数を70文字前後にし、それを点を2つ用いて3つの部分に分けて文章を作る練習をしてみましょう。これは1文あたりの文字数としてやや長いものになりますが、読む人にとっては心地よいと感じるものです。そして、比較的長い文章を書くことは、どうしても文字数を増やすために頭を使うことになります。短い文章しか書いてこなかった生徒にとって、1文あたりの文字数を増やすことこそが、表現力を高める良い練習になるのです。
■総合型選抜のデメリット⑤:情報格差は確実に存在する
総合型選抜は、一般入試のように赤本を解けば傾向がわかるというものではありません。大学のパンフレットやオープンキャンパスだけでは、本当の評価基準や合格者のリアルな対策内容が見えてこないのです。また大学ごとの傾向や受験者の声を聞けるか否か、こうした情報格差は確実に存在します。そうした情報格差というデメリットを乗りきるには、正しい情報源を確保することが求められます。
情報格差が存在する入試
そもそも総合型選抜はかなりの活動実績が必要と思い込んでいる人は少なくありません。またネット上には、総合型は楽、評定や活動実績は不要などと謳う学習塾も存在し、その言葉を信じ期待してしまう受験生も少なくありません。
➡対策
情報戦を勝ち抜き総合型選抜を有利に進めるには、様々な情報を手に入れる段階も必要ですが、その後は情報の入り口を絞る段階への移行も重要です。まずは大学公式サイトの入試要項を読み込むなど、確かな一次情報に触れ、信頼できる専門塾が発信する実例に基づいた情報を活用しましょう。また、合格者の体験記を読む際は、「評定が低いけど合格した」という期待を煽られるような情報ではなく、どのようなプロセスで対策を進めたのかという具体的な手法について言及しているものに着目することが重要です。
■総合型選抜のデメリット⑥:全落ちの場合、一般入試が厳しくなるリスク
総合型選抜は受かりやすいというイメージがあり、たしかに入試倍率は一般入試より低いケースが多くなっています。しかしながら、これまで一般入試での受験を考えてきた人が総合型選抜を受験するかを検討し始めた際、全落ちした場合は一般入試も難しくなるということを考えます。そうした不安を取り除くには、総合型選抜一本でいくのか一般入試との両立をするのか、その方針を決めることが重要です。
全落ちした場合にはリスクがある入試
そもそも総合型選抜は書類作成に時間がかかり、さらに活動実績も積もうとすれば中長期的な対策を強いられます。そんな総合型選抜を受験し全部が不合格になってしまうと考えると、怖くなるのは当然です。
➡対策
総合型選抜は受験する1つ1つの大学の準備や対策が大変であるため、一般入試と比較して受験できる大学の数が限られます。しかし1大学のみではなく複数の大学を受験できますので、まずは受験戦略を練ることから始めましょう。対策が似ている大学もあり、大学の数を1つから2つに増やしてもそこに係る労力は2倍ではなく1.5倍程度に抑えることは可能です。まずはこのように受験情報を精査し受験する大学を選定しましょう。その上で必要な対策に全力を傾け、受験倍率が低いというメリットを享受し合格へつなげていきましょう。
そして総合型選抜に全振りするのか、それとも一般入試との両立を目指すかを決めることも重要です。総合型選抜に全振りした方が良いのは、複数の大学を受験することを視野に入れている場合です。これは1つ1つの大学に係る労力は大きいためであり、それに一般入試の対策も加えることは両立ではなく分散にしかなりません。一方、どうしても行きたい大学がある場合は、一般入試との両立を視野に入れるべきです。その場合、学習量をどう振り分けるのかを事前に決めることで、与えられた時間を有効活用できるようになるでしょう。
また、総合型選抜における合格率をまとめたものもありますので、情報収集や戦略立案のためにご活用ください。
■それでも総合型選抜はやめたほうがいいのか?
総合型選抜はやめたほうがいい。そう言われることがあります。その理由は、準備の負担が大きいことや、評価基準が見えにくいこと、さらには全落ちした場合のリスクがあることなどにあります。しかし結論から言えば、総合型選抜そのものが悪い入試制度なのではありません。
問題は向き不向きと、入試制度に対する理解と納得
総合型選抜は、学力試験の点数のみで合否が決まる方式ではありません。大学が求める人物像(アドミッションポリシー)と自分の志望理由がどれほど一致しているかが問われる入試です。そのためやりたいことが明確にあり、そうした自分の考えを言語化することが得意な人や、学問とつながりがある探究活動や課外活動に主体的に取り組んできた人にとっては、大きなチャンスになります。
一方で、総合型選抜だったら楽に受かる、一般入試と両立を考えているけど・書類作成や面接準備など総合型選抜のために十分な時間を割けない場合には、慎重になるべきでしょう。戦略なく挑戦すれば、たしかにリスクは大きくなります。しかし、総合型選抜の本質をしり、それなりの努力が必要だと理解している場合には、そのリスクは管理可能なものになります。
つまり、総合型選抜はやめたほうがいい入試ではありません。ただし、なんとなく挑戦してよい入試でもありません。
強みを生かせる入試かどうか
自分の強みがどこにあるのか。志望大学の求める学生像(アドミッションポリシー)と自身が一致しているのか。
これらを明確にした上で挑戦するなら、総合型選抜は非常に合理的な選択肢になります。逆に、安易な気持ちで、楽に受かるという情報を信じてしまえば、準備不足のまま受験することとなり、良い結果をえることはむずかしくなります。
重要なのは、制度の善し悪しではなく、自分に合った入試方式であるかどうかを見極めることです。そこで、総合型選抜とはどういう入試であるか、総合型選抜の対策には何が必要なのかを確認し、適性を見極めてください。

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■総合型選抜のデメリットに関するQ&A
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各大学の総合型選抜の情報は、オープンキャンパスに行けば教えてもらえますか?
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オープンキャンパスや入試説明会で大学側は、総合型選抜に関する全てを教えることはありません。大学側は総合型選抜において、生徒の人間性や素質を測ろうとします。決して対策して固めてきた姿を見たいわけではいないため、オープンキャンパスですべてを教えてくえっるわけではありません。しかし、ある程度の情報は教えてもらうことが可能であり、そうした情報が役立つことも大いにあります。
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総合型選抜の対策は高3からでも間に合いますか?
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間に合わないものと間に合うものがあります。まず間に合わないものとしては評定が挙げられます。評定は高校1年生から積み上げてきたものであり、高3になってから急に伸ばせるものではありません。その他、英検などの資格取得もそれまでの学習で積み上げてき学力に依存します。こうした積み重ねが必要なものは間に合わないものもあります。一方で、活動実績や志望理由書などの書類作成、さらには小論文や面接対策は高校3年生からでも十分間に合います。
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大学で学びたいことや将来、就きたい職が決まってなくても、総合型選抜に挑戦することはできますか?
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多くの受験生はなんとなく、という状態からスタートします。また、明確な目標があっても大学での学びと一致していないケースもあり、その際には軌道修正が必要になります。目標などは実際に自分が知っているものが選択肢に入り、そこからの選択になります。よって多くを学ぼう、多くのことを知ろうとする意欲があれば、知ったものの中から強く興味が引かれるものが生まれ、それを軸に志望理由書などを書き記していけばよいのです。
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文章力がないのですが総合型選抜で合格できるほどにまで向上できますか?
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文章力自体は2~3週間あれば向上できます。総合型選抜における志望理由書や小論文は、文章力よりも書きたいことや思いがあるか、そのことの方が重要です。よって、文章力の向上を図るとともに、学問や社会課題に関する興味関心を強めることが、総合型選抜においては重要です。
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総合型選抜を受験予定の大学の情報は、どの様に収集すべきですか?
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まずは大学の情報より、総合型選抜に関する情報を得て、正しい基礎知識を得ることをお勧めします。総合型選抜とは何か、論文の書き方は何が正しいか、面接での正しい答え方は、こうした情報を信頼あるところから収集し、正統な基礎知識を蓄えましょう。その上で大学が作成し発信しているYouTube動画や大学案内、および入試要項から情報を得れば、どうすれば合格に近づけるかが理解できるでしょう。
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総合型選抜を受験する場合、何大学くらい受験するのが普通ですか?そして全員受かっていますか?
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受験する大学の数には個人差がかなりあり、絶対行きたい1つの大学しか受験しないケースもあれば、6大学ほど受験するケースもあります。地域別には首都圏の場合は受験大学の数は多く、地方は少なくなる傾向が見られます。平均すると、受験する大学の数は3~4ほどになります。全員が受かるかどうかの問題について、よく学習塾が発表する計算式で申しますと、総合型選抜で3大学以上受験した生徒の97%は、確実に1つ以上の大学に合格を果たしています。
これらの動画は総合型選抜を受験する際のデメリットとして挙げられる、情報格差や一般入試への影響に関してお話ししています。多くの生徒を見てきた総合型選抜専門塾からみたこれらのデメリットを、どうすれば克服できるのかを詳しく解説しています。情報格差が不安、一般入試との両立はどうすれば可能なのか、そうした悩みをお持ちの方はこの動画から答えを得てください。
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