2026年版|学校推薦型選抜と総合型選抜との違い・併願戦略を完全解説

学校推薦型選抜と総合型選抜との違いや併願戦略 完全解説

 学校推薦型選抜(公募推薦)と総合型選抜(旧AO入試)との違いを、評定、英検などの資格、さらには志望理由書、小論文、活動実績などの面から比較します。これらをもとに、大学側が何をどう評価しているのか、学校推薦型選抜(公募推薦)と総合型選抜(旧AO入試)を比較して、専門塾の視点でわかりやすく説明します。

学校推薦型選抜(公募推薦)と総合型選抜との違い

評価項目総合型選抜学校推薦型選抜
資格や活動高い
志望理由書高い
評定・筆記試験高い
面接など高い

学校推薦型選抜(公募推薦)とは?

学校推薦型選抜は高校からの推薦を前提とする入試であり、高校での取り組みや成果が重視されます。主な特徴は次の通りです。なお詳細は、学校推薦型選抜(公募推薦)とはより確認できます。
高校の評定や活動が重視される。
学力重視の側面もある。
総合型選抜と一般入試の中間のような入試である。
出願時期が11月頃からになる。
出願時に校内選考があるケースもある。

総合型選抜(旧AO)とは?

総合型選抜は、大学のアドミッションポリシーとの一致を重視する入試です。主な特徴は次の通りです。なお詳細は、総合型選抜とは何かより確認可能です。
志望理由書が重視される。
書類と面接で合否が決まるケースもある。
出願時期が9月頃からになる。
高校の許可は必要なく、受験生の意思で出願できる。

学校推薦型選抜(公募推薦)と総合型選抜の両立戦略

 学校推薦型選抜と総合型選抜は、いずれも推薦入試や年内入試とよばれるように、似たような入試方式です。たしかに一般入試と比較すれば、これら2つの入試方式は似ていますが、先述通り全く同じではありません。
 受験生にまず求められることは、これら2つの入試方式には違いがあるという認識を持つことです。そして学校推薦型選抜や総合型選抜にて大学を受験する際は、それら2つの違いを踏まえた上で対策を練ることが肝心なのです。

具体的な違いとは

 推薦入試や年内入試とよばれるものをいくつか受験する際、ある大学は学校推薦型選抜で、別の大学は総合型選抜となるケースがあります。その際、入試制度が違うことで受験生が為すべきことに変わりはあるのか?
 まず、学校推薦型選抜や総合型選抜のみを受験しようとしても、受験生が為すべきことは大学によって異なります。受験する大学の入試制度が学校推薦型選抜や総合型選抜にまたがった場合も違いは生じますが、その違いは同じ入試制度の大学間の違いと同じ範疇にとどまります。よって、受験生にとってその違いはあまり気にならないものになるでしょう。
 ただ、受験生は気にならないかもしれませんが、大学が何をどう評価するかに関しては違いがあります。よって、その違いがどこにあるかを事前に知り、対策の比重を考えることは重要になるのです。

学校推薦型選抜と総合型選抜の違いに関する実例 -case1-

 同じ大学であっても学校推薦型選抜と総合型選抜、これら2つの入試方式を実施しているケースは多々あります。当然、同じ大学でも入試方式が異なればは、試験内容や評価方法は大きく異なります。

筑波大学のAC入試と推薦選抜
 筑波大学では、学校推薦型選抜(公募推薦)として推薦入試が行われており、総合型選抜としてAC入試が行われています。それぞれの入試での審査対象が異なることはもちろん、評定や資格の扱われ方も大きく異なります。
 評価項目 推薦入試(学校推薦型選抜)AC入試(総合型選抜)
評定平均A(4.3)以上不要
英語資格CEFR-B1以上で加点提出不要
提出書類800文字の志望理由書10,000文字を超えるレポート
試験内容英語・小論文・面接(15分)面接(30分)

学校推薦型選抜と総合型選抜の違いに関する実例 -case2-


大妻女子大学の学校推薦型選抜と総合型選抜
 大妻女子大学でも、学校推薦型選抜と総合型選抜が行われており、以下に記したのはそれぞれの入試方式における評価項目です。
 評価項目   学校推薦型選抜    総合型選抜  
評定平均必要不要
英語資格一部必要不要
提出書類志望理由書キャリア計画書
試験内容小論文・面接面接

学校推薦型選抜と総合型選抜の違いに関する実例 -case3-


日本女子大学の学校推薦型選抜と総合型選抜
 日本女子大学でも、学校推薦型選抜と総合型選抜が行われており、以下に記したのはそれぞれの入試方式における評価項目です。
 評価項目   学校推薦型選抜    総合型選抜  
評定平均必要不要
英語資格一部必要一部必要
提出書類志望理由書など志望理由書など
試験内容小論文・面接小論文・面接

学校推薦型選抜と総合型選抜の両立に関するのまとめ

 学校推薦型選抜と総合型選抜は、全く異なるケースもあればほぼ同じであるケースもあります。
 まず異なるケースについて言及すると、それは学校推薦型選抜において、何が重要かがよくわかる実例として捉えてください。それを元に同じようなことが行われているケースをみると、たとえ同じように見えても、何がどのくらい評価されるかに関しては違いがあるのではないかと考察できるのです。

学校推薦型選抜(公募推薦)と総合型選抜の両立実例

上智大学の学校推薦型選抜とMARCHの総合型選抜

 MARCHの総合型選抜を受験し、上智大学の学校推薦型選抜(公募推薦)を最後に受験するというケースは毎年見られます。この場合、MARCHは不合格になってしまったにもかかわらず、上智大学は合格したというケースは毎年見られます。偏差値を基準にした一般入試では、MARCHより上智大学の難易度の方が高くなります。しかし、学校推薦型選抜や総合型選抜では、その逆転現象がみられることは珍しくありません。なぜそうした逆転現象が生じるのか、それは各大学が何をどう評価するのか、その評価軸の違いが理由です。

上智大学の学校推薦型選抜(公募推薦)
 試験内容:小論文+面接
 上智大学の学校推薦型選抜では、高校での成果を重視します。その成果とは、評定や資格に現れる学力であり、その学力は評定だけではなく小論文などを通しても測られます。

立教大学の総合型選抜(自由選抜)
 試験内容:小論文+面接 
 立教大学の自由選抜入試は、出願先の学部学科に関する高い能力を持つ者や、学業以外の諸活動の分野に秀でた個性を持つ者を求める入試です。

中央大学の総合型選抜(高大接続入試)
 試験内容:英語+小論文+面接 
 入学後の学習計画や将来の構想が明確であり、これまでの活動経験を学部における学びやその後の進路において活用できると自己アピールできる方を測る。

学校推薦型選抜と総合型選抜どちらも受験する場合

 まずは大学を調べる
 どの大学で学校推薦型選抜や総合型選抜が行われているのか。まずはその情報を知らないことには始まりません。全国の総合型選抜 学校推薦型選抜 一覧検索にてそのことが調べられますので、ご活用ください。

入試制度の違いを知る 
 繰り返しになりますが、評価軸が異なりますのでそのことを知らなければなりません。学校推薦型選抜とはどういった入試か、総合型選抜とはどういった入試か、これらを確認しその違いを熟知することが重要です。

それぞれの入試方式に適した対策を行う 
 入試内容を確認したあとは対策です。学校推薦型選抜にしろ総合型選抜にしろ、重要性の違いは見られるものの、志望書や小論文などの対策は行わなければなりません。それらの基礎基本は推薦入試完全対策ガイドにてご確認いただけます。
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学校推薦型選抜(公募推薦)と総合型選抜の両立に関するよくある質問

推薦入試を受験する場合、学校推薦型選抜(公募推薦)か総合型選抜、どちらかに絞った方がいいですか?

いいえ、そうしてしまえば受験する大学の幅が狭まることも考えられます。評定が低い場合には、総合型選抜に絞った方が良いでしょう。ただ、ある程度の評定や英語資格がある場合は、どちらの入試方式も候補に入れる方が良いでしょう。

学校推薦型選抜(公募推薦)と総合型選抜の両方を視野に入れた方が良い理由は何ですか?

2つの推薦制度は実施時期が異なります。大学によっても異なりますが、総合型選抜は9月から出願が始まり、学校推薦型選抜は11月から出願が始まります。つまり、総合型選抜がうまくいかなかった場合には、学校推薦型選抜を受験しようとすることで、落ちた場合のリスク対応が可能になります。

学校推薦型選抜(公募推薦)と総合型選抜の両立は大変ですか?

学校推薦型選抜と総合型選抜はたしかに評価方法は異なるものの、試験内容は似ているケースもあります。つまり、総合型選抜の対策をどれも真剣に取り組めばそれが学校推薦型選抜の対策にもつながります。よって受験する大学にもよりますが、同じような対策で両方を受験できるケースが多くなっています。

総合型選抜と比較した場合、学校推薦型選抜(公募推薦)のメリットは何ですか?

評定が高い、難易度の高い英語資格がある、小論文の対策を熱心に取り組んできた、そういった受験生には学校推薦型選抜を受験するメリットは多くあります。そうした学力の側面も重視してもらえる入試制度に自分があっていれば、多くのメリットがあるといえます。

学校推薦型選抜(公募推薦)ではなく総合型選抜を受験した方が良いのかどんなケースですか?

学校推薦型選抜は、評定や資格などが重視されます。よって、そうしたものに不安がある場合には、総合型選抜の方が合格の可能性は高まります。ただ総合型選抜では、大学で学びたいことやその大学でなければならないことが重視されます。つまり明確な理由を持つことを忘れないでください。

学校推薦型選抜(公募推薦)と総合型選抜は、何大学ほど受験するのが普通ですか?

学校推薦型選抜や総合型選抜は、専願である大学を受験するかどうかでも、受験する大学の数は違ってきます。さらに地域差なども関わってきますが、首都圏では5~6大学ほど受験する生徒が多いといえます。

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