金沢大学 総合型選抜 KUGS 対策|レポート・口述試験完全対策|二重まる学習塾

金沢大学 総合型選抜 KUGS特別入試

 ここでは、金沢大学の総合型選抜として位置づけられているKUGS特別入試のことについて、合格した生徒の学習や、塾の指導法など、すべて実例をもとにして入試の実態や対策法のことを詳しくお伝えしていきます。まずは総合型選抜とはどういった入試なのかを確認すると、この入試方式でどんなことが評価されるかがより深く理解できることでしょう。

金沢大学について

 石川県金沢市にある金沢大学は、北陸三県の高校生にとっては地域最難関の大学であり、卒業生は地元有名企業や県庁などへの就職が有利になります。全国的にも金岡千広という括りで語られる準難関大学として知名度は高く、その分、入試の難易度も決して低くはありません。

キャンパス
〒920-1192 石川県金沢市角間町

金沢大学の推薦入試

 金沢大学で行われている推薦入試は主に3つあり、いずれも一般入試とは別の括りの特別選抜という位置づけになっております。
 まず1つはがKUGS特別入試であり、これは⼤学が提供する⾼⼤接続プログラムに取り組み、その修了者のみが出願できる入試です。この高大接続プログラムにはいくつかの種類があり、出願先によってどのプログラムに取り組む必要があるのかにも違いが生じます。
 次に超然特別入試という方式があり、こちらは文理問わず高い才能を持ち、その才能を専門的分野で生かし、社会的な課題の解決に取り組む強い意欲を持つ受験生を評価対象とする試験となっています。こちらは先ほどのKUGS特別入試よりも、出願する上での難易度は高くなります。
 最後が、近年、多くの国公立大学の理系学部で導入が進んでいる女子枠特別入試です。これは理工系の分野において女性研究者を育成することを目的としており、それにふさわしい女子人材を採用する入試です。

金沢大学のKUGS特別入試(総合型選抜) とは?

 金沢大学のKUGS特別入試(総合型選抜)を簡単に説明すると、2つの段階をクリアしなければならない入試といえます。まず第一の段階は高大接続プログラムであり、これをクリアした者だけがKUGS特別入試(総合型選抜)に正式に出願ができます。そして第二の段階が大学で行われる入試となります。

KUGS特別入試(総合型選抜)の高大接続プログラムとは?

 金沢大学のKUGS特別入試(総合型選抜)では、「高校での学び」と「大学での学び」、これら2種類のレポートが求められます。「高校での学び」においては、高校生活の課で取り組んだことを元にレポートを書きます。「大学での学び」においては、金沢大学が提供する「高大接続プログラム」の中から好きな講義を受講し、講義後にレポートを提出します。なおこの講義は、「学内実施」と「オンライン(動画視聴)」の2パターンがあり、オンラインであるなら遠方の生徒でも問題なく視聴できます。
 これら2つのレポートには以下に示したような評価項目があり、提出後に大学側から評価が下されます。そしてB以上の評価が得られれば、秋に行われる本番の入試となるKUGS特別入試への出願が可能になるのです。
 なお、一度Cの評価を受けても再提出が可能です。その提出の際にB以上の評価を得られればKUGS特別入試の出願資格が与えられます。しかし、再提出してもCの評価であれば、再々提出は認められていないため、その時点でKUGS特別入試の出願資格は得られなくなります。
金沢大学KUGS特別入試(総合型選抜)におけるレポート課題の評価を示した図。

課題レポートの評価項目とは?

 KUGS特別入試(総合型選抜)のレポートは、「高校での学び」と「大学での学び」、これら2種類のレポートいずれも、評価項目は同じです。それら評価項目の内容をより詳しくすると、以下のようになります。

A自己の立ち位置を知る
他者や周囲の世界との関係の中で、自己の立ち位置や氏名を客観的に把握できているか。どの様な課題を発見できたかを、冒頭or本論で記述する。

B自己を知り自己を鍛える
自己の限界を自覚しつつも、それに挑戦し目標を持って自己を高みへ引き上げる意欲の有無。本論部分で記述する。

C考え・価値観を表現する能力
自分の考えや価値観を論理的に構成できているか。レポート全体を見て評価する。

D世界とつながる能力
自国や他国への関心と、多様な価値観を受容できるか。自国や他国の文化に興味・学ぶ意欲があり、異なる考えを受け入れることができるのか。異なる考えや価値観に触れ、学ぼうとする意欲が高まったことを、本論部分で具体的に書く。

E未来の課題に取り組む(Fとどちらか含まれれば良い)
将来の展望と未来課題の解決意欲、科学や自然環境、持続性など、多角的に将来を展望する、そうした未来の課題を解決する意欲があるか。そうした地球・人類・国際社会と日本の未来課題に、今後取り組む意欲を結論部分に書く。

F新しい社会を生きる能力(Eとどちらか含まれれば良い)
変化する社会・新しい技術・社会課題の解決意欲を結論部分で書く。

課題レポート提出後の大学から得られる評価とは?

 このKUGS特別入試では、2つのレポートを提出すると、大学側から評価が下されます。そこにはBやCといった評価のほか、大学からのコメントも記載されています。仮に評価がCであっても、大学からのコメントを元に修正を加えれば、次はB以上の評価に繋がります。
 ここでは、実際に大学から得られる評価がどのようなものであるのか、実例を掲載します。

【総評】
 プログラムやレポート執筆をきっかけに、調べ、考えていることがよくわかるレポートです。また、経験を踏まえ、プログラムをより深く理解しようとしている姿勢が見られます。一方で、レポート課題を意識していることはわかりますが、課題と解決策という構成を読み取りづらい点が問題です。まず、端的に課題が何か、わかりやすく書いてみましょう。続く段落は、その解決策として読み取れるものにしましょう。以下のコメントも参考に、ぜひ、もう一度、挑戦してください。

【良い点】
・プログラムを振り返ることができています。
・プログラムやレポート執筆をきっかけに、調べ、考えていることがわかります。
・自分自身の経験を踏まえて考えることができています。


【要修正(以下の点は必ず修正しましょう)】
・課題と解決策という構成
経験や調べたことを交えることはとてもよいことですが、いまの書き方は、そのような記述が多く、本来書いて欲しい、課題と解決策という構成を読み取りづらくしています。調べたことは、課題や解決策の論拠として読めるように、書きましょう。課題が何かが曖昧です。第2段落全体が課題設定のような書き方になっていますので、端的に示す努力をしましょう。解決策については、実践的な英語学習の事例やその重要性について調べたことのまとめのようになっているため、自分自身で解決策を考えているとは読みづらいです。たとえば「外国人と英語で話したり文章を書いたりする機会」をどのように増やすか、どのような内容であればよいのかなどを考えてみましょう。

課題レポート完全対策

 このKUGS特別入試では、2つのレポートを提出し、B以上の評価をえなければなりません。1回目の提出で2つのレポートともB以上の評価を得られれば良いのですが、多くの受験生はそうはなりません。1回目で2つともCの評価であったという受験生もおりますし、1つだけCの評価であったという受験生もいます。しかし、大学からのレビューに基づき修正を加えれば、Bの評価に近づけます。
 つまり提出するレポートには、評価項目の内容を含めなければならず、自由度は極めて低いといえます。内容が興味深いものであっても、これらの評価項目が含まれていなければ低い評価にとどまります。一方で、内容は面白みや独自性に欠けるものの、これらの評価項目に合致していれば高評価が得られるのです。その上で、作成にあたってのポイントを以下に記します。

ポイント1:1回目の提出の段階から評価項目を意識する
 2回の提出チャンスがあるといえ、1回目から2回目の修正が多すぎては、必ず漏れが生じます。KUGS特別入試のレポートは文字数制限があり、どこを強調するかで他の要素が薄れてしまうケースが多々あります。よって、1回目の提出である程度の形を整え、2回目の提出での修正箇所は最小に抑えておきたいのです。

ポイント2:アドバイスを多くの人から得るのは逆にマイナス
 こうしたレポートの作成にあたり、より多くの人からアドバイスを得ようとする受験生は少なくありません。しかし限られた文字数の中でいくつもの評価項目のことを高いレベルで反映しなければならないことを鑑みると、多くの人からのアドバイスは逆に混乱を招くことにもなります。したがって、多くの人からアドバイスを得るのは、レポートの構想段階でとどめましょう。実際に書き始めてから2回目の提出までは、系統的なアドバイスの方が効果的であるため、指導者やコメントを得る人の数は極力絞ることを心がけましょう。
👉総合型選抜における小論文・レポート 完全対策

金沢大学のKUGS特別入試(総合型選抜) -出願後-

KUGS特別入試の倍率

 課題レポートが無事通過すれば、正式に出願し、その後は大学での試験や共通テストを受験するという流れになります。実際の入試倍率を確認して頂ければわかるのですが、案外倍率が低いのはやはりレポートで多くの受験生が苦戦しているからなのです。よってこの入試は、出願できるか否かがかなり大事であるという認識を持つことが重要なのです。
金沢大学KUGS特別入試(総合型選抜)における入試倍率を示す表。

KUGS特別入試の口述試験

 口述試験と面接は何が違うのか? 結論から言うと、面接は人柄や面接先の大学や学部とのマッチングを測るのに対し、口述試験や口頭試問は学力(論理的思考)を見るものです。特に金沢大学のKUGS特別入試(総合型選抜)や他の国立大学を狙うなら、この違いを叩き込んでおかないと「いい子なんだけど不合格」という悲劇が起きます。
 金大のKUGS特別入試では、もちろん通常の面接のような問いもあるのですが、中でには提出したKUGSレポートに対して、「もし前提条件を〇〇に変えたら、結果はどう変わると思う?」などの問いもなされます。ここで「一生懸命頑張りました!」「大学入学後に努力して答えられるようになります」などといっと熱意で返せば、評価は低いものになるでしょう。国公立大学をはじめ、このKUGS特別入試で求められているのは、熱意ではなくあくまで多角的な思考力と論理力なのです。
👉総合型選抜における面接・口頭試問 完全対策
これらの動画では、金沢大学のKUGS特別入試(総合型選抜)のことを中心に解説しています。塾長からは論文のことを、さらにTOEIC満点の英語担当講師からはTOEIC対策のことをお話ししています。
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