総合型選抜で受かりやすい大学32選

総合型選抜で受かりやすい大学32選|倍率・評価基準から狙い目大学を紹介

 総合型選抜では全ての大学が受かりやすいわけではありません。しかし少数ですが、実際に受かりやすい有名大学はいくつかあります。総合型選抜は大学ごとに評価基準が大きく異なる入試であり、同じレベルの大学であっても合格しやすさには差があります。倍率が高くても合格者の特徴が明確な大学もあれば、倍率が低くても評価基準が厳しい大学も存在します。
 そのため総合型選抜では、自分の強みと大学の評価基準が一致する大学を選ぶことが重要になります。受験戦略を誤ると、実力があっても不合格になるケースも少なくありません。このページでは、総合型選抜で比較的受かりやすい大学を32校紹介するとともに、狙い目大学の特徴や受験戦略について解説します。

総合型選抜で受かりやすい大学とは?

総合型選抜で評価の元となるもの

 まず総合型選抜とは、大学のアドミッションポリシーとの一致、さらに①知識や技能、②思考力や表現力、③主体性や多様性や協働性といった学力の3要素が評価基準となる入試です。それらの能力の有無は、志望理由書評定英検などの資格活動実績小論文面接などを通じて測られます。

大学による評価基準の違いについて

 しかし、上に挙げた評価基準はどの大学も一定ではありません。ある大学はアドミッションポリシーとの一致を重要視するため志望理由書の比重がかなり高く、別の大学は知識や技能を重視するため英検などの資格を高く評価するなど、大学によって偏りがあるのです。

受かりやすい大学とは?

 つまり総合型選抜で受かりやすい大学とは、各大学が重視していることと、受験生が得意であることが一致する大学であるといえます。さらには、倍率が低い大学も受かりやすいといえますので、以下ではそれらを項目別に分け、受かりやすい大学を紹介していきます。

総合型選抜で受かりやすい大学32選

1.志望理由書などの事前提出書類と面接で合格できる大学

👉筑波大学 AC入試
 筑波大学のAC入試は、評定も英検も必要ありません。受験生は志望理由書と自己推薦書を提出し、それらを元に一次審査が行われます。一次試験通過後の二次試験では面接が行われます。面接は30分と長めですが、その質問の内容の多くは自己推薦書に書き記したことに関するものになります。

👉立命館大学 文学部 AO入試
 立命館大学文学部で行われているAO入試は、出願資格に英検は必要ありません。受験生は志望理由書と自己推薦書を提出し、それらを元に一次審査が行われます。一次試験通過後の二次試験では30分以上に及ぶこともある面接が行われます。そこでは志望理由書に関することはもちろん、受験生が答えたことに対する深掘りもかなり行われます。

👉同志社女子大学 AO入試
 同志社女子大学で行われているAOは、自己アピールできるものを有していること以外に、出願資格に評定や英検などはほとんど設定されていません。一次試験は志望理由書や課題レポートを提出し、それを通過した場合に行われる二次試験では、15分ほどの面接が行われます。そこでは志望理由書に関することはもちろん、自己アピール分野に関する質問が多くなされます。

👉叡啓大学 総合型選抜
 叡啓大学の総合型選抜は、出願資格に英検2級が設定されています。一次試験は志望理由書や課題レポート、二次試験ではグループディスカッションと15分ほどの個人面接が行われます。二次試験はオンラインであり、さらには国公立大学でありながら併願が可能な点も特徴的です。

2.評定が低くても合格できる大学

👉國學院大学 法学部 専門職専攻 公募制自己推薦AO型
 将来、法の専門職に就くことを目指す学生を育成することから、入試ではその学力的資質を有しているかを重視します。よって評定はあまり関係なく、過去には3.5を下回る評定でも合格者が複数います。

👉日本女子大学 総合型選抜
 日本女子大学の総合型選抜の書類には、主体性・多様性・協働性に関する記述が求められます。ここから分かるように、重視されているのは活動実績に基づくそれらの資質です。よって過去の受験者の中には、評定3.5を下回っていても合格したケースが多数存在します。

👉南山大学 外国語学部 総合型選抜
 南山大学外国語学部では、英語やドイツ語などの語学力を重視する傾向が強く、評定はほとんど影響しません。過去の合格者の中には、評定が2.7程度であった受験生もいます。

👉関西学院大学 グローバル入試
 関西学院大学のグローバル入試は、特別な活動実績を有する受験生だけが受験できます。つまりこの入試は活動実績が重要視されるため、評定はあまり影響しません。かつては評定が3.0を下回っている受験生が合格したケースも存在します。

3.欠席日数が40日を超えていても合格できる大学

👉早稲田大学 
 早稲田大学は入試要項に欠席日数の出願基準も明示されており、そこでの欠席日数は45日以下となります。難関大学の場合、30日を超えていると不合格になるケースが多い中、45日という基準は比較的緩やかなものになっています。

👉武蔵野大学 総合型選抜 総合型選抜
 武蔵野大学も、欠席日数が多くても合格の実例が複数ある大学の1つです。かつてこの大学を受験した生徒の中には、高校1年次に40日、2年次には25日の欠席日数があるにもかかわらず合格した実例が存在します。

👉名古屋外国語大学 総合型選抜
 名古屋外国語大学においても、高校3年間の欠席日数が50日を超えている生徒が合格した実例が存在します。外国語大学ですから英語力が重視され、高い英語資格や試験の出来が、欠席日数をカバーする傾向が見られます。

👉京都産業大学 総合型選抜
 京都産業大学の総合型選抜では、高校3年間の欠席日数が40日を超えている生徒や、1年間の欠席日数が20日を超え、途中で通信制高校に転校した生徒の合格事例があります。

4.英語などの資格があれば合格しやすい大学

👉青山学院大学 地球社会共生学部 自己推薦選抜入試
 青山学院大学地球社会共生学部の自己推薦入試では、出願資格が2パターンあります。1つ目は英検準1級、2パターン目は英検2級+ボランティア経験というものです。このうち、英検準1級を取得している1つ目のパターンの方で出願した生徒の方が、圧倒的に合格率は高い傾向にあります。

👉立命館大学 経済学部・経営学部 AO入試
 立命館大学の経済学部は英検2級、経営学部は英検準1級程度が出願資格となっています。出願資格さえ満たせば、試験内容は書類と面接であり、かなり合格しやすい入試制度となっています。

👉京都外国語大学 語学検定型入学試験
 京都外国語大学の総合型選抜には語学検定型入学試験というものがあります。これは、英検のスコアだけで合否が決まるため、大学に行く必要さえありません。

👉九州産業大学 総合型選抜
 九州産業大学の総合型選抜は、どの学部も英語スコアの提出で加点があります。スコアも細かく区切られているため、ある程度の英語スコアがあれば合格しやすい入試なのです。

5.英語資格がなくても合格できる大学

👉明治大学 文学部 自己推薦特別入試
👉法政大学 キャリアデザイン学部 キャリア体験自己推薦選抜入試
👉同志社大学 法学部 自己推薦選抜入試
👉福岡大学 総合型選抜

 難関大学の場合、外国語学部や国際学部以外であっても、英語資格を提出しなければならないケースが多くあります。しかしこれらの大学ではその必要がなく、仮に英検が3級程度であっても合否には一切影響がありません。

6.活動実績があれば受かりやすい大学

👉立教大学 自由選抜入試
 この入試の要項には、「志望する学部に関連した高い能力を持つ者、あるいは学業以外の諸活動の分野に秀でた個性を持つ者」とあります。つまり秀でた個性のある活動に取り組んだ者にこそ、合格の可能性があるのです。

👉明治学院大学 法学部政治学科 自己推薦AO入試
 明治学院大学の自己推薦AO入試で唯一、法学部政治学科では筆記試験が行われず、書類と面接のみで合格が決まります。もちろんそれには、活動実績が必要となり、さらには推薦状も必要になります。

👉愛知淑徳大学 総合型選抜 活動実績入試
 愛知淑徳大学の総合型選抜の1つである活動実績入試は、入試要項にどんな活動が加点対象になるかが明記されています。スポーツや文化系の部活動はもちろん、資格やボランティア、生徒会活動までが加点対象になっています。

👉立命館アジア太平洋大学 総合型選抜 活動アピール方式
 この入試方式は活動さえあれば、あとは書類と面接のみで合否が決まります。なおその活動にはボランティアなどはもちろんですが、「英検2級を取得した」というものも含めることが可能です。

7.小論文が得意であれば受かりやすい大学

👉お茶の水女子大学 新フンボルト入試
 お茶の水女子大学の新フンボルト入試には図書館入試というものが存在し、試験内容は図書館に6時間こもって論文を書くというものです。その論文の出来が大きく合否に影響し、まさに論文が得意な生徒にかなり有利な入試なのです。

👉学習院大学 文学部 学校推薦型選抜
 総合型選抜より学校推薦型選抜の方が小論文が合否に及ぼす影響は強く、中でも学習院は、論文の出来が合否に強く影響します。とくにフランス語圏文化学科は、2時間で2000文字ほどの論文を書くことになり、文字数が多くても苦にならない受験生には向いています。

👉成城大学 法学部 総合型選抜
 成城大学の法学部の総合型選抜は、一次試験が小論文が課されます。二次試験は面接ですが、入試結果からもわかる通り、二次で不合格になることはほとんどありません。つまり、合否を大きく左右するのは、小論文の出来なのです。

👉金沢大学 KUGS特別入試
 難関国立大学である金沢大学のKUGS特別入試の倍率は、2倍に満たないケースがほとんどです。これは、出願資格を得るための論文・レポートが難しく、多くの受験生が出願資格を得ることができないためです。つまり、その論文・レポートさえ乗り切れば、あとは楽な入試になるわけです。

8.倍率が低く受かりやすい大学

👉獨協大学 総合型選抜
👉東洋大学 学校推薦型選抜
 これらの大学は有名で人気が高いものの、入試制度が専願であるため比較的倍率が抑えられています。

👉東京女子大学 総合型選抜 知のかけはし入試
👉京都女子大学 総合型選抜
 総合型選抜受験者の割合は男子よりも女子が多く、女子大であっても倍率が高いケースは多々あります。しかし東京女子大学や京都女子大学は、比較的倍率が抑えられています。

総合型選抜で合格しやすい大学のまとめ

総合型選抜の評価方法を知ることが重要

 既述ですが、総合型選抜とは、志望理由書、評定、英検などの資格、活動実績、小論文、面接などを通じて合否が決まります。しかしその重みは同じではなく、大学や学部、さらには入試方式によって異なります。受験先の大学がどれを重視しているかは、入試要項をよく読み他大学と比較するなどして、見極めるようにしてください。
 また、強く評価するものがある場合には、欠席日数や評定などは合否にあまり影響しないケースもあるのです。最後に入試倍率が低い大学は、当然ながら受かりやすいことになり、入試倍率を調べることも重要なのです。

総合型選抜における評定の取り扱い
総合型選抜における欠席日数
総合型選抜における合格率
総合型選抜を実施している全国の主な大学

学習塾の甘い言葉に惑わされないようにする

 実際問題、どの大学が何を重視しているかを、受験生や保護者の方が見分けるのは難しいといえます。私ども二重まる学習塾も、これまでの経験を積み重ねてきたからこそ知り得た情報も多くあります。したがって、総合型選抜を受験するにあたり、塾の力を借りる生徒は珍しいことではありません。
 しかしながら、SNSなどに広告を出している塾の中には、「評定3.0で有名大学合格」、「英検3級でも▲▲大学合格」、「総合型選抜は志望理由書が全て!」と謳っているケースがあります。たしかにそうしたことが起こりうるケースはあるものの、それが全ての大学に当てはまるわけではないのです。
 よって、総合型選抜で塾の力を借りる際には、塾の見分け方を知っておかねばなりません。その際は、総合型選抜の塾 見分けポイント20選を確認すると良いでしょう。

受かりやすい大学を探すより、受かりやすい状態にすることも大事

 総合型選抜においては、受かりやすい大学はどこかが気になることにも理解はできます。ただそうした大学を探すことより、どうすれば受かりやすい状態になるかを考えることの方が、よほど合格率を高められるのです。これこそが本質であることを、念頭においてくださいね。
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総合型選抜で受かりやすい大学に関するよくある質問

総合型選抜は「志望理由書がかなり重要」というのは嘘なんですか?

総合型選抜は、受験生と大学のアドミッションポリシーとの一致が重要視されますから、たしかに志望理由書の良し悪しが合格に与える影響は大きいといえます。しかし、「志望理由書だけで受かる」というのは拡大解釈です。書類と面接だけで合否が決まる大学であれば、志望理由書がh合否に与える影響はかなり大きいわけですが、小論文や他の筆記試験が行われる大学では、志望理由書だけで受かるはずはないのです。

慶應義塾大学のSFCなど、書類と面接だけの総合型選抜は、志望理由書がよければ受かりますか?

たしかに志望理由書が合格に与える影響は大きいですが、だからといってそれだけで受かるわけではありません。調査書を提出している以上、大学は評定を見ます。現に面接で評定のことを問われる受験生は多くいます。また自己推薦書などには、表彰歴などを記載しているため、そうした活動実績も合格に大きく影響しています。

筑波大学の推薦入試も英語資格があれば加点の対象になるので、英検2級を持っていれば有利ですか?

いいえ、加点の対象になるからといって必ずしも有利になるとは限りません。なぜなら受験生の多くが英検2級を持っていれば、それはみんなと同じ状態になったと捉えるべきです。筑波大学のような難関大学であっても、英検が加点対象になりますが、それは不利な立場での受験を避ける意味を持つと捉えましょう。

活動実績がほとんどない場合、有利な入試や大学はありますか?

その場合、総合型選抜よりも学校推薦型選抜を選ぶと良いでしょう。たしかに学校推薦型選抜においても活動実績はあった方が良いのですが、総合型選抜ほど重視されない傾向があることはたしかです。学校推薦型選抜においては自主性や主体性以上に、高校での成果、つまり評定や資格が重視されます。活動実績がない場合は、学校推薦型選抜の方が向いているといえるのです。

総合型選抜で、欠席日数は何日以上あれば危ないですか?また遅刻や早退はどう扱われますか?

一般的に、高校3年間で30日以上の欠席があると書類の時点で落とされる大学が多くなります。ただこれは、大学の難易度が下がるとその基準も緩まります。このことや遅刻・早退などに関する詳細は、総合型選抜における欠席日数にて詳細をご確認いただけます。

総合型選抜で受かりやすい大学の見分け方はありますか?

基本的には専願である大学や、都心にあるより郊外や地方にある大学が受かりやすい傾向にあります。また、メインキャンパスではなくサブキャンパスを利用する学部も、受かりやすい傾向にあります。

 上記の動画は、総合型選抜で受かりやすい大学の一例を示しています。もちろんこれらは、誰でもが受かりやすいというわけではなく、ある特性をもっていたり対策をすることによって、受かりやすい状態になっているからです。これらの動画を参考に、ただ受かりやすい大学をはがすだけでなく、どうすれば受かりやすくなるかを考えてください。

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