筑波大学のアドミッションセンター入試・推薦入試
ここでは筑波大学で行われているアドミッションセンター入試と学校推薦型選抜について、実際にそれらの入試を受験し合格した生徒の実体験や、指導経験に基づき、実態や対策などをお伝えしていきます。
■筑波大学について
難関国公立大学として有名な筑波大学ですが、1つ1つのキャンパス単位では日本で2番目に広いということでも有名です。キャンパスツアーも盛んに行われており、これに参加するとその広さに驚くことでしょう。また近年では、入試をすべて推薦に切り替える!と謡うなど、入試改革にも力を入れていることでも注目を集めています。
キャンパス
〒305-8577 茨城県つくば市天王台1丁目1-1
■筑波大学の推薦入試について
筑波大学の推薦入試はいくつか種類がありますが、多くの高校生が受験できるものとしては、アドミッションセンター入試、推薦入試の2つが挙げられます。なかでも推薦入試は、共通テストを課すものと課さぬもの、普通科以外の学科に通う高校生が受験できるものなど、いくつかの種類があります。その他、帰国生入試もありますので、ここではそれらについて解説し、そして指導の経験・合格した生徒の実話などに基づいたアドバイスを記していきます。
■筑波大学のアドミッションセンター入試
筑波大学で行われているアドミッションセンター入試は、問題解決能力を身につけた、活動的な人材を求める入試と位置付けられています。入試要項やパンフレット名をに目を通すと、「活動的な人材」とわざわざ記されており、それに見合った実績や経験の有無が、重視されると捉えてください。
この入試の出願資格としましては、特に何も設定はされてはおりません。さらには、現役だけではなく浪人生も可能です。よって、仮に評定が低くても、さらには英語資格などを有していなくても、出願は可能だということになります。しかしながらそれはただ出願できるというだけであって、調査書の提出が必要な以上、低い評定や語学資格がないことが、マイナスの印象を抱かれてしまうことに変わりはありません。重要なのは、そのようなマイナスをカバーできる大きな何かを有していることです。過去、当塾からこの入試を受験し合格した生徒は、概ね評定は4.3を超えていました。この4.3という数字は推薦入試で求められている値であり、面接などの状況からも評定は受験生の印象に大きく関わっています。
そして評定以上に重要なことは、受験先に合わせた活動や研究の実績です。この入試においては自己推薦書の提出が求められ、そこには活動経過報告を書き記すこととなります。そのことが学問への接続、およびこの入試において大きく評価されることとなります。よってこの入試において最も重要なことは、活動報告書であり、そこに書き記す内容であるともいえるのです。筑波大学のHPなどには、過去の受験生が書き記した活動報告の参考などが閲覧できるかもしれません。しかしながらそれは一部であったり、単なる一例にすぎません。かなりの文字数を書かねばならないという印象を受けるかもしれませんが、実際にはたくさん書けばよいというわけではなく、文字数はさほど重要ではありません。重要なのは内容及び独自性、さらには主体的で活動ですので、そのことを踏まえたものにする必要があるのです。さらに、この入試は問題解決能力がある活動的な人物を評価するものですから、そこに記す活動は一分野特化型という者よりも、可能であれば複数の活動の経験や実績を絡み合わせ、多面的なアプローチを試みてきたことをアピールできると良いでしょう。
そしてそうした活動実績やそこから得たこと、そしてそうしたものを土台にし大学の授業等でどのようにそれを高めていくかを面接で述べることになります。その面接は、個人面接で時間は30分あります。かつてはこの面接時間が40分と伸びることもありましたが、今は公平を期する観点から30分で終えるケースがほとんどです。この面接では面接官の質問に答えるという意識で挑むのではなく、質問されたことを材料に、自分の意思をアピールするという姿勢で挑むと良いかもしれません。面接は比較的話しやすい雰囲気で進められます。それは受験生が本当に考えていることを引き出すためですので、その環境を生かし縮こまることなく自分を出し切るとよいでしょう。
最後にこの入試を考えている受験生へのアドバイスですが、証明書等で明らかになる活動の実績はたしかに重要です。受験生に求められるのはそうした活動に基づく、学問への関心と探求なのですから。しかしそうした書類に表れなくても、自ら小さな経験を1つ1つ積み重ねていくことも重要です。この入試は活動実績の良し悪し、大小のみが評価されるわけではありませんが、興味関心がどこにあるのかを具体的に示せるのが活動た探究になりますので、この点をよく理解し主体的に活動を積み重ねていくことで、筑波大学が求める人材とマッチするはずです。
■筑波大学の推薦入試について
アドミッションセンター入試の後に行われるのが、この推薦入試になります。これはいわゆる学校推薦型選抜となり、通っている高校の校長の推薦が必要となります。なおこの推薦入試には、出願先によって共通テストが課せされるケースと、必要ないケースとがあります。
この推薦入試は、一部の学類を除き現役生のみを対象に行われています。多くの場合、評定がA段階、つまり4.3以上あれば出願できますが、たとえそれを満たしていなくても、活動実績等があれば出願が可能です。しかしながら、この4.3を大きく下回っている場合には、たとえ活動実績があったとしても、合格することは難しくなるといえるでしょう。
この推薦入試では、小論文といわれる筆記試験があります。この試験内容は学類によって内容が異なりますが、多くの学類でそこでの研究内容に沿った英文を読み、英語力や日本語の文章力が測られます。したがって、英語力と日本語の小論文、2つの能力が測られる試験内容だと捉えてください。その英語に関してですが、これは学類によってもレベル差は見られますが、それほど難しいものではなく、英検2級程度の実力があれば挑戦権はあるとお考えください。しかしながら、それは単なる挑戦権を得ただけであり、その程度の実力で受かるかといわれると、決してそうではありません。試験問題も特徴あるものとなりますので、そこからの積み重ね、つまり実力の向上と筑波大学の問題へのアジャストは、確実に必要になるのです。
筑波大学の推薦入試は、アドミッションセンター入試と比較し、活動実績を評価するというよりも評定や高校生活、および筆記試験の出来が合否に影響します。ですので受験生はそのことを念頭に置き、そうした筆記試験対策の時間を十分に作り出すことが欠かせません。総合型選抜などをはじめとした推薦入試受験者の中には、志望理由書などをはじめとした書類作成や活動実績作りに多くの時間を割き、筆記試験を軽視しているケースが多く見受けられます。しかしながら、学校推薦型選抜に関してはやはり筆記重視の大学が多く、この筑波大学の推薦入試もそれに該当します。
面接においては時間は概ね15分と短く、そこまで強い圧をかけれらたりだとか、突っ込んだ質問がなされるなどのことはありません。そこで問われることは深い志望理由などというよりも、受験先の学問内容の捉え方など、いわば確認作業のようなものになります。
また、活動実績は必要ないかというと決してそうではありません。たしかにアドミッションセンター入試と比較すればその割合は低くなりますが、それでも受験先の学びとの一致の説得力となるのが活動実績です。よって、全く活動の実績がない場合においては、やや苦戦することかもしおれません。
■筑波大学の専門高校・総合学科特別入試
生命環境学群生物資源学類では、商業科や工業科など、いわゆる専門高校に在籍する現役生を対象とした、入試制度があります。出願の資格としては商業や工業など、いわゆる専門高校を卒業見込みの現役生が対象になります。1つの高校からの出願数の制限もありません。
この推薦入試では、小論文と面接、そして評定によって合否が決めれらます。ここでももやはり、出願資格に評定は関係ありませんが、ある程度の値を超えていない受験生はそれだけで不合格となるでしょう。また小論文に関しましては、いわゆる日本語で自らの意見を書いていくというものにとどまらず、生物資源に対する基礎知識や英語力が測られます。
商業科などの生徒が受験できる推薦入試は、近年広がりを見せています。この入試においても同じことがいえますが、試験には英語の問題が含まれているなどしますので、やはり幅広い基礎学力が必要となります。しかしながら難易度はそれほど高くはありあせんので、継続的にその力を身につけていく努力を積み重ねていけば、合格はつかみとれることでしょう。
■筑波大学の専門高校・総合学科特別入試


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