学習院

学習院大学の総合型選抜・学校推薦型選抜

では学習院大学で行われている学校推薦型選抜、およびao入試について、合格した実例や指導経験に基づいてその対策法をお伝えさせていただきます。

学習院大学について

 学習院大学は江戸末期、公家のために京都御所に作られた教育機関です。学習院という名も、孝明天皇から授かったものです。最近は天皇家の学習院離れが進んでいますが、代々天皇家の方が学習院で学んでこられたのは、こうした歴史があるからなのです。実際学習院に通うと、皇室の方を目にすることもあるようです。

キャンパス
〒171-8588 東京都豊島区目白1-5-1
JR山手線目白駅のすぐ横となり、かなり便利な場所にあります。

学習院大学の推薦入試制度について

 学習院大学の推薦入試には、総合型選抜と学校推薦型選抜の2種類があります。とはいっても、総合型選抜(AO入試)で受験できるのは国際社会科学部と、かつては学習院女子大学の学部であった国際文化交流学部の2つのみです。受験対象の学部の数や定員などを鑑みますと、学習院大学の推薦入試は、学校推薦型選抜が中心であるといえます。
 この総合型選抜(AO入試)は併願が可能となりますが、学校数緯線型選抜と合わせて実施時期は比較的遅めとなり、学習院大学の前に他大学を受験するという受験生が多くなります。併願先で多いのは成城大学や國學院大學、およびMARCHなどになります。

学習院大学の総合型選抜(ao入試)

入試について
 学習院大学の総合型選抜(AO入試)は国際社会科学部と国際文化交流学部のみで行われております。このうち国際文化交流学部は旧学習院女子大にあった学部となり、キャンパスが異なる点に注意が必要です。
 これら2つの学部の推薦入試は、学校推薦型選抜にも募集枠があり、AO入試とは出願資格の違いがあります。では違いは本当に出願資格だけなのかというとそうではありません。入試要項やアドミッションポリシーを熟読すれば分かるかと思いますが、どのような受験生を募集しているのかといった大元の部分での違いがあり、その点から鑑みれば試験内容も似てはいますが、評価の比重などが変わってくることが推測されるはずなのです。一般的に、総合型選抜は活動などを幅広く評価するのに対し、学校推薦型選抜は出願資格に評定を設けたり筆記試験を重視するといった傾向がありますが、学習院大学における傾向も、それに当てはめて考えて頂いてよいでしょう。

国際社会科学部の試験内容について
 国際社会科学部の出願資格としては英検準1級以上などとなっており、試験は二段階選抜になります。まず一次審査は書類となり、これに通過すると二次審査になります。二次審査は筆記試験と面接が行われるのですが、筆記試験は国際社会に関する英語の長文を読み、英語や日本語で答える形になります。
 英語に関しては全てが選択問題になり、難易度としては英検2級から準1級程度だと考えればよいでしょう。出願資格が英検準1級であることに鑑みますと、受験者にとってはそこまで難しくないと感じるはずです。また日本語による問題もありますが、これは幾つかある問題のうち1つ~2つほどが、日本語で問われ日本語で答えるものになります。文字数は年によっても異なりますが、1つの設問あたり求められる文字数は多くて300字程度です。
 この試験対策は、英語と日本語2つの対策が必要になります。ですが先述通り、出願資格と照らし合わせれば、多くお受験生は英語学習よりも、英文を読みそこから自分の意見を書くという小論文の対策が中心になるかと思います。文字数はそれほど多くないことから、これに関してはある程度の対策で、たとえ短期間の練習であっても得点を伸ばしやすい問題だといえます。

学習院大学の学校推薦型選抜

入試について
 学習院大学の学校推薦型選抜は、基本的にすべての学部学科が対象となり、この点から推薦入試の中心はこちらになるかと思います。ただし、合格した場合は入学することが条件である専願となることに注意が必要です。この専願である場合、滑り止めとして受験する生徒はいないことになりますから、一般入試と比較して受験者層が低きう抑えられることとなります。このことは併願が可能なAO入試との比較においても言えることですあり、出願条件を満たす学習院大学志願者は、ぜひこの入試への挑戦を検討するとよいでしょう。
 また、学習院受験者の中には事前にMARCHなどを受験している生徒も多く、実際に学習院の試験日には、MARCH等の大学に合格した生徒が欠席するという状況です。したがって、実際に出願者の用意された席の60%ほどしか

文学部の試験内容について
 文学部の試験内容は、学科によって違いがあるものの、小論文と面接という形になります。この小論文は比較的難しく、例えばフランス語圏文化学科の場合は2時間で2000文字程度の小論文を書かねばなりません。他の学科についても、そこまで文字数は多くはないものの、それなりの質が求められることとなります。そして小論文の後に行われる面接では、この小論文について聞かれることもあります。
 つまり文学部では小論文対策に比重を傾けることを強く勧めることとなり、さらにはより質の高い小論文を書けるようになるために、日頃から本を読むなどして思考力を高めることが肝要でしょう。小論文は単なるテクニックではなく、質が重視されることを踏まえた場合、やはり知らないことは書けませんし、さらには考えていないことも書けません。このことは、小論文に必要なものは思考力だということを示すものであり、受験生は単なる対策にとどまらず、より深い思考力を得るための取り組みをすることを勧めたいと思います。

フランス語圏文化学科
 先述通り、フランス語圏文化学科は何と言っても小論文が合否の大きなカギを握っているといえます。2時間で2000文字程度の文章を書かねばなりませんから、これを超えるには相当の練習が必要になります。もちろんそれは対策にとどまらず、普段からこなすには普段から様々な物事を深く考えるといった、考える習慣の有無が重要になります。

哲学科
 哲学科の試験内容は、フランス語圏文化学科ほど書くべき文字数は多くはありません。しかしながら書くべき内容はそれなりに深いものが求められます。文学部の試験は1日目が小論文、2日目が面接となっており、その面接の際にも小論文のことが触れられます。時間の生毛がある中で書かれた小論文ですから、本当に考えていることすべてを書き表せるわけではなく、そのことが面接にて問われることが多くあります。この小論文と面接の両方を鑑みますと、受験生は過去問から課題文として取り上げられているものに目を通し、そこに取り上げられているようなことに関して深い考えを有することが必要なんだとお考え下さい。

対策として
 学習院大学の学校推薦型選抜は、他大学で総合型選抜として行われている試験と異なる点がいくつかあります。その1つに挙げられるのが、志望理由書と筆記試験の比重の違いです。学習院大学の学校推薦型選抜の場合は、志望理由書よりも筆記試験の比重が大きく、受験生はまさに定期テストや模試の対策同様に、この筆記試験対策に力を注ぐ必要があります。
学習院大学の学校推薦型選抜

MARCHかGMARACHか

 MARCHと捉えるか、それともGMARCHと捉えるか、受験生や保護者の意識は二分されています。実際に推薦入試におきましては、学習院の推薦入試は11月以降に行われます学校推薦型選抜が主となっていることから、事前にMARCHに出願し、残念な結果になった場合に備えて学習院の受験準備もしておくという形をとる受験生も少なくありません。
 では、そのブランド力や就職活動の際、学習院とMARCHでは差があるかについて言及します。MARCHは首都圏にある規模が比較的大きい私大グループですから、知名度が非常に高く、社会的には「分かりやすい目印」として用いられています。一方で学習院は、皇室の教育機関というその文脈から、「上品」という独自のブランドイメージを有しています。ゆえに、大衆的な知名度ではMARCHに劣る面があることも事実です。しかしながら、MARCHの一部の学部は郊外にキャンパスを構えるところがありますが、学習院は山手線の目白駅から徒歩30秒というかなりの好立地であり、その周辺環境からもブランドイメージを保っているという側面があります。また学問の面について言及すると、大学教育にはいわゆる流れというものがあり、その1つが国際化、もう1つが理系学部の充実が挙げられます。この点において学習院は、確かに国際社会科学部や国際文化学部が存在するものの、MARCHと比較して国際化へのかじ取りが遅れたという事実は否めません。さらに理解学部に関しましても、現在は理学部のみという状況で、こちらもMARCHと比べて選択できる幅の少なさは否めません。
 そして就職活動に関してですが、実際のところMARCHと比較しても、それほど見劣りしないというのが学生の本音なのではないでしょうか。実際に大企業就職率などを比較すると、学習院のそれはMARCHよりも低い値になっているかもしれません。しかしながらその理由は、大学のブランド力の差というよりも、女子学生の比率の高さの方に原因があるとみる向きが強いのが現状です。

学習院大学の総合型選抜AO/学校推薦のまとめ

1. 総合型選抜で受験できるのは2学部のみで、これは併願が可能。
  学校推薦型選抜は全学部対象だが、専願になる。
2. 過去問題は大学の資料に1年分ついている。
3. 学校推薦型選抜は筆記試験に重点を置いて取り組むとよい。
4. 面接では小論文のことも聞かれることが多い。
5. MARCHと比較し就活などではそん色はない。

二重まるでの対策について

 総合型選抜(AO入試)においては併願可能な学習院の受験者は、おそらく他の大学も視野に入れて準備を進めることでしょう。学習院大学の文学部においては、小論文でかなり高度な抽象化というテクニックが必要となります。この練習をしていけば、MARCHあたりの小論文もこなせるようになるはずであり、当塾ではそうした対策を行ってまいります。
 当塾では特に学習院の文学部や社会科学部への指導には自信を持っております。しかしながら文学部は既述通り小論文がかなり難しため、それなりの学習時間の確保は必要となります。当塾は指導時間に制限はなく、大学を何校受験しても追加料金は発生しません。さらにほぼ毎日指導が可能な点は、短期間のうちに準備や対策を進めることが必要な総合型選抜(AO入試)対策には適した環境です。
 また入試に有利な点として、ストックしている学習院大学の過去問題や、さらにはそれに合わせて作成した類題の多さが挙げられます。豊富な指導時間だけではなく、こうした教材を活用している点が、高い合格率を維持しているのです。

二重まるを選ぶべき5つの理由

①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
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